NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の14日の平均視聴率が、21・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが15日わかった。

 これまでの最高は、4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。4月6日と同26日が20・7%と自己最低タイだった。平均視聴率は、初回からすべて20%を超えている。

 14日の回は、同僚の女性に誘われて行ったビアホールで酔った男性に絡まれた常子。警察沙汰になってしまった。警察で嫌疑は晴れたものの、翌日会社に行くと、総務課長に呼ばれ「君はクビだ」と言い渡される。

 重役の知り合いを入社させるため女性社員の誰かを減らしたい会社側の思惑と、警察沙汰のタイミングがあって、常子をクビにするという絶好の口実になってしまったのだ。

 途方にくれる常子。あまりの理不尽にも「仕方ないですね。…と言えるほど、私は人間ができていません」と常子が言う場面は、そりゃそうだ、と視聴者が共感するところだった。