ミュージカル「ミス・サイゴン」(10月19日~11月23日、東京・帝国劇場)でエンジニア役に初挑戦するダイアモンド☆ユカイ(54)が今年の神宮外苑花火大会(8月20日、神宮球場ほか、日刊スポーツ新聞社主催)に、同ミュージカル出演者50人と登場することが20日、分かった。花火が終わった瞬間に始まるアフターライブでミュージカルナンバーを披露する。市村正親(67)駒田一(52)らと出席し、都内で行った制作会見で発表された。

 ユカイは神宮花火に01年に出演したことがあり、2回目となる。今回は「ミス・サイゴン」カンパニーを引き連れての登場で「サプライズだね。きっと皆さん驚くと思う。僕たちは花火(公演本番)の前に花火を打ち上げに行きます」。

 92年の初演以来、エンジニアを演じてきた市村が帝国劇場公演と全国ツアーをもって卒業することが発表されている。これまで809回演じ「ミスター・サイゴン」と言われる存在。市村は卒業について聞かれると「僕は『名誉ミス・サイゴン』。何かあって呼ばれたら行きます。こちらを最後にしてブロードウェーを目指そうかな」と冗談を交え作品への愛情を示した。

 14年7月の公演中に胃がんが判明し、途中降板したこともあった。「前回は胃がんだったんですけど、今回は、がんがんいきましょう」。この日は笹本玲奈、昆夏美、キム・スハらも出席した。