尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(69)が、イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表した最新のアジア大学ランキングで、3年連続でトップだった東京大学が7位に転落するなど、日本の大学が全体的に後退したことを受け、教育投資の必要性を訴えた。

 「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」公式サイトの発表によれば、中東を含むアジア地域の大学ランキングで、トップから陥落した東大のほか、日本の大学では京都大学が昨年の9位から11位に、東北大学も昨年19位から23位に後退。100位までに入ったのは14校で、昨年より5校減少した。

 尾木氏は同日更新したブログで、東大の7位という結果に「これまで東大は連続トップでしたから衝撃もひとしおです…」と動揺。そのほかの大学も順位を落とした原因について、同誌の「日本の大学は20年間にわたって資金の制約を受けており、世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」との指摘に、GDPに占める教育予算の割合がOECD加盟国中最低である日本の現状を憂い、「『教育は未来への投資』胸に刻んでほしいです!!」と訴えた。