世界94カ国を旅したタレントで作家の歩(あゆみ)りえこ(34)が、台湾最難関の国立の台湾大に合格したことが21日、分かった。日本統治時代の1928年(昭3)に台北帝国大として設置され、東大、京大などと並ぶ旧帝大の1つ。日本に7校、海外には京城大(現ソウル大)と2校だけだった。45年11月に現在の校名に改められた。

 一昨年10月、台湾の会社員アラン氏(31)と結婚した歩は、昨年5月に長女を出産。台湾でタレント、作家として活躍している。合格したのは、文学部に当たる文学院。04年に日本の清泉女子大文学部を卒業しているが「中国語で何かを学びたいと思ったのがきっかけ。統治時代、その先の台湾史を勉強したい。試験勉強は3カ月間、集中して頑張りました」と振り返った。

 9月の入学後はタレント、学生、そして母親の3役となる。「しっかり勉強と子育てをしたい。育児は、もう慣れて楽になりました。娘の顔を見ていると、食べちゃいたいくらいかわいい」と笑顔。母乳で育てているが、グラビアで活躍したFカップ、94センチのバストは健在。「日本と台湾の懸け橋となってタレント活動をしながら、日本と台湾の文化比較の本を書くのが目標です」と話した。

 ◆歩(あゆみ)りえこ 1981年(昭56)9月22日、東京都生まれ。25歳でタレントデビュー。10年、リエコ・J・パッカーから改名。160センチ。血液型B。