世界中を沸かせ続けているユニバーサル・スタジオが、「ロード・オブ・ザ・リング」から15年、ファンタジーの歴史に名を刻む一作を、ついに完成させた-。世界的人気の同名ゲームを原案としたファンタジー超大作「ウォークラフト」(7月1日日本公開)。剣と魔法の世界“アゼロス”を舞台に、人間、オーク、ドワーフ、エルフなど、あまた種族が、国や一族、そして愛する者を守るために生死をかけた決断を迫られる壮大な物語が圧倒的なクオリティーで描かれる。

 オークと人間、2つの種族がそれぞれの命運をかけ対抗することになる本作だが、その争いの鍵を握るのがオークと人間のハーフであるガローナ。両陣営の内情を知り全面戦争を止めようと奔走するガローナの行動が、この物語の行方を大きく左右することになる。

 この重要なガローナを演じたポーラ・パットン(40)は1975年生まれの、ロサンゼルス出身のベテラン女優。ウィル・スミス主演「最後の恋の始め方」(05)で映画デビューすると、翌年にはデンゼル・ワシントン主演 「デジャヴ」(06)のヒロインをオーディションで勝ち取り、その後も「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(11)でヒロインを演じるの活躍を見せている。

 ポーラは本作の魅力について、「オークが絶対的な悪者ではなく、人間が絶対的な善者でもないーー善と悪では割り切れない部分があるーーというのが他にはないポイントだと思ったわ。そんな中にどちらの世界にも片方の足を突っ込んでいるガローナという存在がいるのよ」と語る。

 また本作の中でも最も複雑で身体的な厳しさを要求された役であったガローナを演じるにあたっては、「彼女は気が強い屈強な戦士。そんな役を演じられるなんて、ひとりの女性としてワクワクするに決まっているわ。でもそれ以上にガローナには弱い面も女性的な面もあるの。彼女はストーリーを通じて、新しい世界を自分の目で見て、新しい何かを感じていく。そしてどんどん変わっていくのよ」と述べ、女優としてのチャレンジ精神にも意欲をかき立てている。

 作中では、アゼロスのイケメン騎士ローサー(トラヴィス・フィメル)との関係にも注目。最初は反目し合う2人だが、共に行動するうちに引かれあう関係に…。そんな2人の恋の行方からも目が離せない。

【ハリウッドニュース編集部】