森川葵(21)が戦国の世を舞台に生け花の世界を描く映画「花戦さ」(篠原哲雄監督、来年公開)のヒロインに抜てきされた。演じるのは天才絵師。登場前半は言葉をほとんど失った設定で表現力が必要な難役だが「表情で勝負できるのが楽しい」と話す。

 このほど京都市内で主演野村萬斎(50)と共演場面などを撮影。初代池坊専好を演じる萬斎のほかに、市川猿之助、佐藤浩市、中井貴一、佐々木蔵之介ら豪華な顔ぶれがそろうが「すごい方たちばかりですが、楽しく演じさせてもらっています」と物おじしていない。

 公開中の「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」をはじめ今年だけで出演映画は6作という売れっ子。萬斎は「普段はハキハキとした女の子ですが、カメラが回ると何とも言えない色気を発する」とその魅力を語った。