お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(35)が、芸人を引退し絵本作家として活動すると表明した。

 かねてより、芸人とは「職業」ではなく「姿勢」だと自身で定義してきた西野。5月16日付のフェイスブックでは、自身の考える「芸人」を「音楽でいうところの『ロック』という言葉と同じ使い方」だとし、「エレキギターを弾いていることがロックではなくて、生き様だったり姿勢だったり。使っている楽器が、フォークギターやピアノであっても、『あいつ、ロックだよねー』と言われる。まぁ、そんな感じ」だとつづっていた。

 過去にはバラエティー番組のひな壇に出ることを拒否して物議をかもしたこともある。また、本業のお笑い以外に、絵本作家としての活動や、さまざまなイベントを主催するなど多方面で活躍している西野に対し、同じ芸人仲間から批判されることもあった。27日深夜に放送されたテレビ朝日系「EXD44」では、芸人と絵本作家の2足のわらじを履く西野に文句があるという一般人と激論を繰り広げたが、ついに西野は一般人の言い分に折れ、「絵本作家になります」「芸人辞めます」と宣言した。

 28日に更新したブログで西野は「もう『肩書き』なんぞ、どうでもいいです。皆が納得し、これからも今の活動が続けていけるなら、それが一番!」と後悔はないようで、「私、キングコング西野は『お笑い芸人』を引退し、『絵本作家』に転職いたします。キングコング西野は絵本作家です」とした。すでにプロフィールは変更されたが、芸人としての活動は続けるという。「絵本作家が必死でオモシロイことを喋ります」と意気込みをつづった。