アニメ映画「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」(7月16日公開)の公開アフレコが28日、都内スタジオで行われ、中川翔子(31)が10作目のポケモン映画出演を喜んだ。

 中川は07年公開の「ディアルガVSパルキアVSダークライ」から10年連続で出演している。「10年というと、(主人公の)サトシの人生1人分もの長い年月。夢のようです。たくさんの思い出が、この10年であります。子供たちに思い出の彩りを添えて死んで行ければ本望。集大成というか、感無量」と、得意の早口でまくし立てた。

 小さいころからポケモンを見て育った松岡茉優(21)は「サトシに敬語で話しかけられているのが不思議」と本音を漏らした。今作がアニメ声優初挑戦で、「初挑戦が、大好きなポケモンで光栄です」と感激していた。

 中川と松岡はきょうだい役。中川は実年齢では年上だが、弟の王子を演じている。松岡をチラッと横目に見ながら「ピチピチっすなぁ…」とつぶやいていた。

 13年の劇場版には、女優高島礼子もゲスト声優として参加していた。夫の高知東生容疑者が覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反(所持)で逮捕されたことについて、共演した中川が質問されると、松岡が「キッズが喜ぶ質問を…」と制し、きょうだい役同士で連係プレーを見せていた。

 ほか市川染五郎、あばれる君、山寺宏一、湯山邦彦監督が出席した。