17年度前期NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の舞台が茨城県になったことについて29日、橋本昌知事が「非常に喜ばしい限り」と談話を発表した。

 茨城県北部の山間の村で家族と暮らすヒロインみね子が、東京五輪を控えた1964年に集団就職で上京する物語。NHKによると、前半の約1カ月が茨城編になるという。茨城県が朝ドラの舞台になるのは、1974年の「鳩子の海」以来2度目。

 制作統括の菓子浩氏は、茨城の魅力について「農業県であり、自然が豊か」。また「県のキャッチコピーが『のびしろ日本一』。都道府県魅力度ランキングで3年連続最下位なのを逆手にとっていて面白いなあと。そういう県民性をうまくキャラクターに入れられたら」と抱負を語る。子役時代はなく、1話から有村が登場。茨城弁も取り入れていくという。

 橋本知事は「脚本家の岡田恵和氏が今回の作品執筆にあたって掲げる『三つの思い』のうちのひとつが『茨城への思い』とされていることは大変心強い限りです」。また「素晴らしいキャストや茨城への思いあふれる作品の制作と放映を通じて、多くの国民の皆さまに本県の魅力や素晴らしさを知っていただく大きなきっかけになることを期待しております」としている。