覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元俳優の高知東生容疑者(51)の妻で、女優の高島礼子(51)が6月30日、京都市内で会見した。24日の高知容疑者の逮捕後、高島は所属事務所を通じてコメントを発表していたが、公の場に姿を見せたのは初めて。高島との主なやりとりは次の通り。

 -ご主人が逮捕されたことをどう思う

 高島 本当に冗談かと思うほど、実感がありませんでした。

 -同じく逮捕された女性と面識はあったのか

 高島 10年ぐらい前に友人の友人として紹介された。ただ正直、10年前のそれっきりです。それ以来お付き合いはない。お名前もあだ名のような呼び方だった。

 -ご主人と仲がいいことも知らなかった

 高島 まったく。

 -いま思えば、覚醒剤をご主人が自宅で使用していたなど様子が変だと気づかれたことは

 高島 いえ、本当に分かりませんでした。

 -普通よりも汗のかき方が激しかったとか…

 高島 私もよく汗をかきます。それ(夫婦が汗かきだと)を人に言っても「そういうもんだから」と言われました。汗のことよりも、私の中では薬関係のことは想像をすることもなかった。

 -夫婦で変化はなかったのか

 高島 なかった。もともと彼はものすごく感情が豊かな人。怒るときは怒り、泣くときは泣く。悲しいときには…。知り合ったときからそういう人だった。たとえばそれが兆候だったと言われても、分からないですね。明るい人なんです。常によくしゃべるし、すごく曲がったことが嫌い。熱い人間だったので…。

 -ご主人は(高島のお父さんの)介護のために芸能界を引退したのか

 高島 父の介護で「辞める」とは一言も聞いていません。彼自身はお店は5月に横浜店を開店しましたが、店自体は7、8年前からやっている。いろいろな方と組んでやっていた。彼の性格からして芸能人として片手間にするのは相手に失礼だと。

 -介護のために辞めると言われていたが

 高島 家族の介護は私の中では当たり前のこと。家族が協力するのは当たり前。介護のために仕事を辞めるのは考えられない。私は信じません。確かに十数年の中で、たくさんの人の力で父をささえてくれるシステムがある。正直、彼がやることは私もできること。

 -ご主人が介護することは少なかった

 高島 どうしても重要な決断をするときは彼に病院に行ってもらい、医師と話し合ってもらったのは事実です。

 -最近、夫婦での会話が少なかったことは

 高島 正直、(会話が少なかったことは)ないんです。………。(涙ぐみながら)私自身が同志、親友のような気持ちでいた。どちらかと言えば、仲がいい。

 -逮捕された女性と愛人関係とも言われている一報で(高知容疑者は)「知人です」と供述している

 高島 本当に情けない話です。女好きとも言われているんですが、いわゆる女も男も関係ないところがあった。

 -おしどり夫婦と言われていた。高島さんを夫が支えるという認識だった

 高島 私はそう思っていた。ただ、彼のやったことはあまりにも大きな罪です。裏切りとかというレベルではない。許せるとか許せないとかのレベルではない。絶対に手を出してはいけないこと。