人気シリーズの続編「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」(日本公開中)。ジョニー・デップやミア・ワシコウスカら豪華キャスト続投でも話題の本作だが、今回注目したいのは女優アン・ハサウェイ(33)。世界的大ヒットとなった「アリス・イン・ワンダーランド」(10年)に続き、最新作でも代表的キャラクターのひとつ「白の女王」を演じている。

 今や名実ともに世界的女優として活躍するアン。演じる役の幅広さには定評があり、「アリス・イン・ワンダーランド」(10年)から最新作「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」(16年)までの6年だけを見てみても、実にドラマチックなキャリアを重ねてきたことが確認できる。

 たとえば2012年には、バットマン3部作の完結編「ダークナイト ライジング」でキャットウーマンを好演。かと思えば、同年にはミュージカル映画「レ・ミゼラブル」でファンティーヌ役を体当たりで熱演し、アカデミー助演女優賞を含むさまざまな賞を獲得した

 2014年にはガラっと変わって、SF超大作「インターステラー」に生物学者で宇宙飛行士のアメリア・ブランド役で出演し、マシュー・マコノヒーと共演。続く2015年には、「マイ・インターン」でアパレル企業のCEO役で主演し、ロバート・デニーロ扮(ふん)するシニアインターンとの交流をコミカルにハートフルに演じて高評価を得た。

 確実に女優としてレベルアップしたアンが、最新作「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」で見せてくれるのは、なんと「白の女王」の新たな一面、秘められた真実だ。攻撃的な姉の「赤の女王」に比べ、善人として描かれてきた「白の女王」だが、実は“ワンダーランド”の運命を左右する重要な秘密を隠している。前作より人間味を増し、内面まで深堀りされたキャラクターはとにかく必見!アンも本作の出来に満足しているようで、以下のように語っている。「ファンのみなさんを、より広がりのある旅に連れていきたいの。あり得ないことが起こる世界へ誘うのよ。これまでの意識を超える概念を提示できる作品だと思うわ」。

 映画では、アリス(ミア・ワシコウスカ)が悲しい過去にとらわれ絶体絶命のマッドハッター(ジョニー・デップ)を救うべく、「白の女王」のアドバイスで、なんと過去へとさかのぼる禁断の“時間の旅”へと出発!アリスの冒険はもちろんのこと、女優として成長してきたアンだからこそ演じられる、進化した「白の女王」もお見逃しなく。

【ハリウッドニュース編集部】