NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の6日の平均視聴率が21・1%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。4月6日と同26日が20・7%と自己最低タイだった。初回からすべて20%を超えている。

 6日の回は、親友の中田綾(阿部純子)は小さな男の子と老いた母親と3人で貧しい生活をしていた。

 綾は心の支えに平塚らいてうの雑誌「青鞜」を持っていた。「元始、女性は実に太陽であった」という言葉が心の支えだった。綾は「今は月でも、いつか私も太陽になる」という。

 常子の心は決まった。自分の創りたい雑誌「女の人の役に立つ雑誌を創る」と決意する。稼ぐため甲東出版を辞め、自分で出版社を立ち上げることにした。社長(山口智充)や五反田(及川光博)は驚くが、理由を聞いて「失敗したら戻ってくればいい」と後押ししてくれる、という回だった。