錦織一清(51)が演出を手掛けた故つかこうへいさんの代表作である舞台「初級革命講座 飛龍伝」が7日、東京・王子の北とぴあで初日を迎えた。公演前に公開稽古が行われ、錦織、つかさんの弟子が多く在籍する劇団「★☆北区 AKT STAGE」の団員が取材に応じた。

 同作は10年7月に亡くなったつかさんの、初期の代表作。錦織は団員たちとともに半年間ワークショップを行ってきた。錦織は「つかさんの芝居はやりがいがある。劇団員は40人以上いると聞いているので、もう少し団体戦のつか作品に挑戦したい。(ジャニーズにも)芝居が好きな子はいっぱいいる。コラボレートをやらせてもらえたら」と、事務所後輩たちが客演することも提案した。

 錦織は、つかさん作、演出の舞台「蒲田行進曲」で、銀ちゃんこと倉田銀四郎役を100回以上演じ、指導を受けてきた。今回の舞台演出をつかさんはどう思っているか、と聞かれると、錦織は「つかさんは、他の人の作り方には口を出さないイメージ。飲みに行ってでも聞きたいです」と話した。公演は10日まで。