宝塚歌劇団の次期星組トップスター、紅(くれない)ゆずるの本拠地お披露目作は、劇団名作のひとつ「スカーレット・ピンパーネル」に決まり、8日、同劇団から発表された。

 兵庫・宝塚大劇場で来年3月10日に開幕(4月17日まで)。東京宝塚劇場は同5月5日~6月11日まで。

 「スカーレット-」は、ブロードウェーのヒット作で、宝塚では08年に安蘭けい率いる星組で初演。当時、紅は同作新人公演で初主演を務めており、思い出深い作品でもある。

 同作は、フランス革命が舞台。フランス貴族の救出を続ける集団のリーダー、パーシー(紅)と、妻のマルグリットや、敵対するショーヴランを中心に描く愛憎劇。マルグリットは、次期トップ娘役に就く綺咲愛里(きさき・あいり)。

 星組では、現トップの北翔海莉(ほくしょう・かいり)と、相手娘役の妃海風(ひなみ・ふう)が11月20日付で退団することが発表されており、次期トップコンビとして紅、綺咲が決まっている。

 また、紅と綺咲の次期コンビ初作品は、来年1月6日に東京国際フォーラムで開幕する「オーム・シャンティ・オーム」で、これがプレお披露目公演となる。