82歳で亡くなっていたことが分かった大橋巨泉さんと同世代で、半世紀以上前にジャズ番組で共演していた時期もある関西の名物パーソナリティー、浜村淳(81)は20日、「まさに昭和の終わりを痛切に感じます」と語った。

 浜村はこの日、大阪市内でイベントに出演し、帰り際、取材に応じた。

 巨泉さんとは「まだテレビが白黒の時代、ジャズ番組をやっていまして。そのとき、黒縁めがねをかけていらしたので、私が『なんでめがねを着けてるんですか?』と聞きました」と出会いを振り返り、巨泉さんからの答えは「老けて見られたいからだよ」だったことを明かした。

 巨泉さんといえば、年齢“逆さば読み”を告白したことがあったが、その影響か、浜村は「年齢を隠すためにめがねをかけていらしたんですね。そんなことを聞いたのは、僕が初めてだったみたいで、『そんなこと聞かれたの、初めてだよ』と驚いておられた」と語った。

 「こないだ、永六輔さんが亡くなり、そして、巨泉さんも…。まさかこんなに立て続けに…。本当にね、まさしくね、昭和の終わりだと痛切に感じています」と話していた。