NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の21日の平均視聴率が23・5%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は7月20日の回で、花山伊佐次(唐沢寿明)が、新しい雑誌の目玉企画について娘の散髪している格好を見て着想を得たという内容で25・3%を記録した。7月7日の19・4%が最低となった。

 21日の回は、花山が気付いた布地を無駄にしない洋服というのは「直線裁ち」といって、布を首と腕の出る部分だけ穴をあけて両脇を縫うというシンプルなもの。着物1着分の生地からワンピースのほかに何枚ものブラウスが出来る。常子(高畑充希)らは、親友の中田綾(阿部純子)が勤める新橋のカフェに行き、働く女性らに試してもらったところ、とても評判が良かった。

 雑誌は写真を多用し、カラー印刷もする。費用はかかるが、画期的だ。「直線裁ち」の洋服を着たモデルには常子ら3姉妹がなった。撮影中にぎこちない表情しかできず、花山に怒られていると、水田(伊藤淳史)がやってきて、場を和ませ撮影がうまくいった。花山は、雑誌の表紙にタンスから物があふれている挿絵を描いて、常子に提案した。ささやかな幸せが、あなたの暮らしの中にあふれている様子を、描いたもので、常子は表紙に採用することにした、という回だった。