NHK大河ドラマ「真田丸」(NHK総合午後8時)の24日の平均視聴率が、17・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが25日わかった。

 25日の回は、豊臣秀吉(小日向文世)は寝小便をしてしまう。老いが目立ち始めた。

 秀吉は石田三成(山本耕史)らに「奉行衆で政(まつりごと)をするように」と命じておきながら、徳川家康(内野聖陽)には「大名らの合議制で政(まつりごと)を進めるように」と何度も頼むなど、言うことが変わり、また覚えていない。少しの段差でも転ぶなど、老いと死期も確実に近づいていた。

 信繁(堺雅人)は、大谷刑部(片岡愛之助)の娘春(松岡茉優)を妻にもらった。また信幸(大泉洋)には、正妻の稲(吉田羊)と前妻のこう(長野里美)の両方に子供ができる。

 信幸は信繁に「秀吉の様子はどうか」と尋ねる。信繁は「何もお変わりありません」と答える。

 徳川に仕えるものとして秀吉の情報を得ようとする信幸と、秀吉に仕える信繁の間に、兄弟とはいえ、微妙な空気が流れる回だった。