東宝「ゴジラ」シリーズ最新作「シン・ゴジラ」(29日公開、樋口真嗣監督)の公開直前イベントが26日、大阪・道頓堀川で行われ、主演の長谷川博己(39)石原さとみ(29)が出席した。

 2人の登場は事前には告知されておらず、イベントが始まると買い物客らが川沿いに殺到した。あっという間に8000人が詰めかけ、船に乗って登場した2人に熱い声援を送った。石原は「大阪の皆さん、元気ですね~」と笑顔を振りまいた。長谷川は「さっき着いたばかりだけど、たこ焼きを食べました。最高においしい。粉ものが大好きで、串カツも好き」と、早くも大阪の食を楽しんだ様子だった。

 イベント途中には、大きな鳴き声とともに、船から高さ約2・4メートルのゴジラの首が出現した。道頓堀川に初上陸したゴジラに、2人や見物客はビックリ。しかし、おそるおそる近づいた石原は、ゴジラの金歯に親近感を覚えたようで、「歯がゴールドだから、大阪仕様な感じがしますね」と笑っていた。

 この日の大阪は朝からどしゃ降りだったが、イベントが行われた午後には雨も上がり、イベント後に再び降り出した。全国11カ所で行われた公開前イベントはすべて晴れたといい、うち4カ所に出席した長谷川は晴れ男ぶりを見せつけた。最後は「『シン・ゴジラ』をよろしくお願いします。おおきに! おおきに!」と笑顔で手を振っていた。