俳優杉良太郎(71)とタレント真鍋かをり(36)が28日、都内で開催された「au発表会2016」に出席した。

 同社はこの日、シニア向けの使用にこだわった携帯とスマートフォンを発表。普段はガラケーを必要最低限でしか使用しないという杉は「僕は時代劇役者の中でも古い人間だから、スマホは使ったこともないし興味もない」といきなり言い放ち会場を凍り付かせた。それを受けた真鍋は「杉さんの断言に背筋かピンと伸びましたが、スマホのすばらしさを伝えたいと思います。任させてください」と緊張気味に話した。

 スマホ初体験となった杉はその扱いやすさから徐々に表情は和らぎ、「さわっているうちに(画面が)どこかいちゃうのが不安だった。使い方が分からなくて詳しい人に聞くのが、やっぱりちょっと恥ずかしい。『なんだ、こんなことも分からないんだ』という顔を見ると、『もういいや』となっていた」と明かした。真鍋も「杉さんの発言を聞いて、自分も親にそんな対応をしていました。反省します」。

 そんな真鍋の要望に応え、杉はインカメラで2ショット撮影を披露。最初は「ちゃらちゃらしていて嫌だな」と渋っていた杉だが、実際に撮影した写真をみて「僕のほうが前にいたから顔が大きく映っているね」と撮り直しをしたそうな雰囲気を見せたが、真鍋から「大丈夫ですよ~!」と一蹴された。「今日は自分のイメージがどんどん壊れていくような気がするな」と杉はぼやいた。

 長年福祉活動を続けて来た杉は「自分が苦しくなるので、いつやめてもいいというスタンスでやっている。明日はわが身という意識があれば、今自分ができることをやっておこうという気持ちになります。若いころは売名行為ともいわれましたが、折れずに続けていくうちに、そんな声をも小さくなってきた。見返りを求めないのが大事だと思う」と話し、最後には「地震など緊急災害時に電話が通じなくなるのを解決して欲しい」と要望した。

 また、同社の人気CM「三太郎シリーズ」について、「三太郎といえば、杉良太郎だろう。四太郎じゃダメなのか」と発言。次回シリーズへの出演が期待されるような発言だった。