加山雄三(79)が28日、都内でファーストアルバム発売から50周年を記念したトーク&ミニライブを行い、イベント前に取材に応じた。

 18日の「海の日」に「加山雄三のすべて」「恋は紅いバラ」の2枚をLPで発売した。「レコードの音の方が良いって言う人がいる。若い人にもいる。歴史は循環するのかな」と、アナログブームに言及し、「ただ、自分の家にはレコードプレーヤーはないんです」としっかりとトークに“オチ”を付けた。

 50年を振り返った際には、「半世紀も歌っているなんて夢にも思わなかった。幸せですよ。でも、いろいろ反省期…」と言った後で「つまんないか!」と笑わせた。傘寿目前だが年齢を感じさせない若々しさを保っている。「来年は80歳だけど体は悪いところがない。きれいな女性を見たら血圧が上がるくらいだ」とノリノリだ。

 多彩な若大将は、画業でも20周年を迎える。これまでに2000点以上を描いてきて、10月と11月に画業20周年記念絵画展も予定している。「15号くらいならすぐに描けるが100号くらいの絵を1つは描きたい」と意欲を見せた。

 芸能界有数のゲーマーとしても知られる。大流行しているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は、意外にも!? やっていないという。「やりたいと思うけど今は絵を描く方が楽しい。(ポケモンが)自分の家の中にやってきてくれれば…」と話していた。