北海道・小樽市にある石原裕次郎記念館が来年8月末で閉館することが1日、分かった。施設の老朽化や使用している映像機器やボイラー部品の製造中止などのため、半年前から検討を重ねた結果、閉館を決定した。

 裕次郎さんの衣装やレコード、映画やドラマで使用した小道具や主演映画のフィルム、撮影現場を再現したセット、ドラマ「西部警察」で使った車両や私生活での愛車や愛用品など約2万点が展示されているが、その多くは東京・成城の自宅に戻す。浅野謙治郎館長は「惜しまれる形で閉館するのも、裕次郎さんらしくていいのでは」と話す。