NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の2日の平均視聴率が23・0%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。1日は23・9%だった。

 これまでの最高は7月20日の回で、花山伊佐次(唐沢寿明)が、新しい雑誌の目玉企画について娘の散髪している格好を見て「直線裁ち」の着想を得たという内容で25・3%を記録した。7月7日の19・4%が最低となった。

 2日の回は、常子(高畑充希)は、宗吉(ピエール瀧)が作った洋食はカフェー浪漫の女給さんたちには評判が悪かった。食材も用意できない、調理に手間もかかる、庶民には難しいというものだった。「もっと簡単に」というところから、常子はホットケーキを作るという発想をする。

 裏表紙の広告は料理学校に好評で「今度は広告料2倍出すから裏表紙の表裏の2枚に広告を出したい」といわれる。「一度、雑誌の一部を売り渡すと要求が広がっていく」という花山の言葉を思い出して迷う常子だった。さらに料理学校の副校長が訪ねてきて、得意先の奥さんの得意料理を「雑誌の記事にしてほしい」と要求してきた。花山の言う通り、広告主の要求はエスカレートしてきた。その料理は高級なもので「庶民の暮らしに役に立つ」という「あなたの暮らし」の趣旨には到底相いれないものだった。常子の決断は?という回だった。