今年12月31日をもって解散することが分かったSMAPのメンバー5人は今後、ジャニーズ事務所所属のタレントとして、ソロで活動する。

 現在、稲垣出演の映画「少女」(10月8日公開、三島有紀子監督)、木村主演の映画「無限の住人」(来年5月公開、三池崇史監督)は撮影も終わっており、公開を控えている。関係者によると、この他にも、連続ドラマや毎年出演している特番などで、メンバーそれぞれの出演が内定しているものがあり、ソロに関しては依頼があれば出演を検討するという。文化放送「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」など、番組名にSMAPが入るものについては、順次タイトルを変更する可能性もある。事務所関係者は「まだ1つ1つの番組と細かい話ができていない状態です」。

 ただ現状、5人がファンの前にそろって登場する予定はないという。コンサートや25周年イベントなどの開催予定もない。新曲のリリースもないが、ベストアルバムなどを発売する可能性は残っている。ファンクラブもグループと同様に解散する。解散に伴い、来年以降ソロでのファンクラブ制作も検討するという。

 解散について会見を行う予定もないという。事務所関係者は「これからは個人のビジョンを尊重して、『こういう風にしたい』というのを聞きながら、個人の仕事の機会を増やしていきたいと思っています」と話している。

<メンバー5人のコメント>

 ◆中居正広 ファンの皆様、関係各位の皆様、我々SMAPが解散することをご報告させていただきます。ご迷惑をお掛けしました。ご心配をお掛けしました。お世話にもなりました。このような結果に至ったことをお許しください。申し訳…ありませんでした…。

 ◆木村拓哉 このたびの「グループ解散」に関して、正直なところ本当に無念です。でも、25周年のライブもグループ活動も5人そろわなければ何も出来ないので、のみ込むしかないのが現状です。たくさんの気持ちで支えて下さったファンの方々、スタッフの皆さんを無視して「解散」という本当に情けない結果になってしまいました。今は言葉がうまく見つかりません。

 ◆稲垣吾郎 ファンの皆様、スタッフ関係者の皆様、このたびはご心配ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ございません。今の状況で5人での活動は難しいと思い、つらい決断ではありますが「解散」という形を取らせていただくことになりました。どうか僕達の意思をご理解いただけたらと思います。28年間本当にありがとうございました。

 ◆草なぎ剛 このたび僕たちSMAPは解散する道を選びました。いつも応援してくれたファンの皆様、支えてくれた関係者の皆様、グループ結成から28年間本当にありがとうございました。今後も精進して参りますので引き続き、温かく見守っていただけるとうれしく思います。

 ◆香取慎吾 ファンの皆様、そしてスタッフ関係者の皆様。僕らSMAPは解散いたします。応援して下さったたくさんの方々に心より感謝申し上げます。そして突然のお知らせとなりましたこと、深くお詫び申し上げます。