泥沼離婚劇を繰り広げる米俳優ジョニー・デップ(53)と女優アンバー・ハード(30)だが、デップがハードに家庭内暴力(DV)をしたとされる新たな画像が公開された。

 結婚からわずか1か月の昨年3月に口論となった際に壁にデップがハードの浮気相手として疑っていた俳優ビリー・ボブ・ソートンの名前などを殴り書きした画像が芸能情報サイトTMZに掲載されたもの。TMZによると、泥酔した上に薬物でハイになったデップが、ガラス瓶を投げつけるなどして暴れた際に指を切り、その血とペイントで書いたものだという。

 デップは映画「ロンドン・フィールズ」(未公開)でハードが共演したソートンとの浮気を疑い、ハードが否定したが怒りは収まらなかったという。この画像が撮影されたのはデップが人気シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作の撮影のために豪州に滞在していた最中だったと伝えており、デップが手を負傷して手術を受けるために米国に緊急帰国したと報じられた時期と一致している。

 一方、ハードは13日にロサンゼルスで行われた離婚審問を無事に終えたという。6日の審問では遅刻した上に証言を拒否して泣き叫んだと伝えられていたが、この日は7時間に及ぶ審問でデップ側の弁護士の質問に答えたという。デップがハードにDVをする現場を撮影した動画も先週リークされており、17日から予定されている離婚裁判でデップが不利な立場に立たされるのは明白。両者は離婚裁判を回避するために和解に向けて協議を行っていると言うが、現時点では合意に至っていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)