5人組アイドルグループ℃-uteが20日、東京・中野サンプラザで行われたハロー!プロジェクトの東京公演で、ファンにあらためて解散を報告した。この日朝、日刊スポーツなどの報道で、来年6月のさいたまスーパーアリーナ公演をもって解散すると伝えられていた。

 冒頭のトークで、出演する約50人のハロプロメンバーとステージに登場。5人が1人ずつあいさつした。リーダー矢島舞美(24)は「本日は皆さまに、私たち℃-uteからご報告があります。来年6月に℃-uteが夢に掲げてきたさいたまスーパーアリーナが実現することになりました。その夢だったステージを最後に℃-uteは解散することになりました」。会場にどよめきがあがった。「メンバー全員が20歳以上になったタイミングで、たくさん話し合いを重ねて出した結論です。突然の発表で驚かせてしまい、本当にすみません」と話した。

 鈴木愛理(22)は「05年の結成から℃-uteを支えてくださった全ての方に心から感謝しています。これまで支えてくださって、本当にありがとうございました」と涙で言葉を詰まらせた。

 萩原舞(20)も「今、ハロー! プロジェクトには頼もしい後輩たちがたくさんいます。これからのハロー! プロジェクトを守り、引っ張ってくれると確信しています」と声を震わせた。

 それまで気丈に笑顔を見せていた矢島も最後は涙をぬぐった。「来年6月までは℃-uteとして全力で活動していきますので、どうか最後までついてきてください。今後も応援よろしくお願いいたします!」。5人で頭を下げると、大歓声を浴びた。