ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン(44)が、大ヒット映画シリーズ「ワイルド・スピード」の共演者をインスタグラムで「腰抜け野郎」と痛烈に批判して話題になっている件で、確執が噂されるヴィン・ディーゼル(49)がフェースブックにコメントを投稿した。

 ジョンソンは同シリーズ8作目となる最新作の撮影現場に臆病者がいるとコメントし、その相手が主演とプロデューサーを務めるディーゼルではないかと言われていた。現場でディーゼルの決定にジョンソンが納得できずに両者の間で対立があったと匿名の情報筋の話などが報道されていたが、ディーゼルは無言を貫いていた。

 動画でファンにメッセージを語ったディーゼルは、「ドウェイン抜きでは8作目はできなかった」とコメント。ジョンソンはシリーズ5作目「ワイルド・スピードMEGA MAX」から特別捜査官ルーク役として登場しているが、同役は当初はトミー・リー・ジョーンズを想定して脚本が書かれたことを明かし、「ある人からドウェインと共演している姿を観たいと言われ、彼を起用したんだ。彼は最高だったよ」と語った。

 新作は現代のハリウッド映画として初めてとなるキューバロケを行い話題になっている。今月初めに米ジョージア州アトランタで行われた撮影では2人の対立が原因で撮影続行が不可能になったため、密に話し合いの場を設けたと伝えられていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)