強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優高畑裕太容疑者(22)の母で女優の高畑淳子(61)が26日、都内のホテルで記者会見を開いた。会見は63分にも及び、涙ながらに被害者と仕事で迷惑をかけた関係者に謝罪した。
-被害者について
息子をかばう気持ちになってしまいますが、それはあってはいけないこと。もし自分の娘だったら、と頭の中ですり替えて、冷静に考えないといけないと思います。
-被害者に謝罪は
お会いしたかったのですが、お会いすることはできませんでした。
-子育てについてどう振り返る
自分なりに精いっぱいやったつもりでした。私の子育て方がいけなかったんだと思います。
-どのような教育を
うそをつかない、迷惑を掛けない、感謝をすること。そのようなことを言ってきたつもりです。
-事件をなぜ起こした
彼の甘さだと思います。
-性癖について気づいていたことは
男の子供をほかにもっていないので、男の子とはこういうものだと、というくらいにしか思いませんでした。性的嗜好(しこう)がおかしいとは思ったことはありません。
-親としての責任、在り方について
成人した男性であれ、ともに贖罪(しょくざい)すべきだという気持ち。成人しているからといって、「関係がない」とは絶対に言えない。
-今まで女性とトラブルはなかったか
はい。
-自身が仕事を続けていく自信は
私が引き受けている仕事を続けていくのが自分の贖罪だと思います。