子役本田望結(12)と俳優マーク・ライランス(56)が31日、都内で開催された映画「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」(9月17日公開)のジャパン・プレミアに出席した。

 同作はスティーブン・スピルバーグ監督とディズニーが初タッグを組んだファンタジー・アドベンチャー作品。主演のマークは今回が初来日、本田はひとりぼっちだけど好奇心旺盛な少女ソフィー役の日本語吹替版で声優初挑戦となった。

 冒頭本田はマークに対して英語であいさつ、マークが日本語で「ありがとうございます」と返事をした。マークはドレス姿の本田を「見た目も、ドレスも、髪形もかわいい。パーフェクトガール」とベタ褒め。本田は「マークさんに会うまでは7メートルの巨人かと思っていたので、飛行機は大丈夫かなと思っていた」と役柄と混同していたことを話した。

 夢について聞かれると、「声優をやってみたいという夢は今回かないました。でも、どんなことにも挑戦していきたいです」と本田。マークは、「本当は黒沢明監督の作品に出たかったのですが、それも今となってはかなわないですね。歌舞伎役者をやってみたいけど、この年で女形と日本語をマスターするのは難しいので、次の人生で挑戦したいです」と語った。

 この日、本田の呼びかけでマークがトランペットを吹き、ドリームツリーに明かりがともる点灯式も行われた。

 本田は「スピルバーグ監督とディズニーの作品に携われて本当に幸せです。マークさんが届けてくれた夢を、私が日本中に広めていきたいです」と抱負を話した。マークは「子供たちはもちろん大人にも夢を届けて欲しい。このBFGは英国では知らない人がいないという『ピーターパン』や『不思議な国のアリス』のようなクラシック作品です。日本の皆さんも楽しんでください」と話した。