フリーアナウンサーの小倉智昭(69)が、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された俳優で画家の庄司哲郎容疑者(49)への資金援助疑惑について釈明した。

 小倉は1日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、「私にとっては大変悲しいニュースなんですが、俳優・画家として活動していた男が覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕されました」と報じた。

 小倉は庄司容疑者の資金源だったと「週刊文春」に報じられたことから問い合わせが殺到しているとして事実関係を説明。庄司容疑者とは10年前に知り合い、同じ事務所に所属していた間柄で、「絵の才能を高く評価して、彼の絵を買うなどして応援してきました」と関係を明かした。

 小倉は同容疑者と逮捕当日に会って金銭を渡していたとの報道について、東京・お台場でマネージャーらを交えて食事をしたと説明。渡した金銭は、庄司容疑者が小倉の誕生日プレゼントにと描いた絵画へのお礼だったと語った。

 「彼の絵を世に出したいと思って応援してきた」と繰り返した小倉は、「それが覚せい剤の資金源と言われすごく辛いです」と吐露。「彼のやったことに対しては本当に怒りを覚えています。15年間、俺は何をやってたんだろう。ぼくが甘すぎたのかなと思ってます」と辛い心境を明かすとともに、資金源疑惑報道について「自分のがんを知らされた時よりも悲しかったです。資金源と書かれるのだけは納得いきませんでした」と悔しそうに涙ぐみながら語った。