上方落語家による恒例のファン感謝イベント「彦八まつり」が3日、大阪市天王寺区の生国魂神社でスタートし、戦国時代から千利休が、ゆるキャラ界からはくまモンも参加した。

 参集殿では奉納落語会が行われ、境内にはところ狭しと落語家の屋台が並び、大にぎわいの人出。境内から離れた場所では、落語家の茶道部「楽茶会」によるお茶席が設けられていた。その茶席へ利休が登場。正体は、大河ドラマ「真田丸」で利休を演じた桂文枝会長(73)だった。

 茶筅(ちゃせん)を手にした“文枝利休”の周囲には、大勢のファンが写真撮影に集まり、せっかくの茶席ながら、ファンはお茶どころではなく、実際に茶をたてたのは「4~5回ほど」(文枝)だった。

 退席した文枝は、お茶のできばえに「もうちょっとできたのに…」と反省の弁も。さらに「もっと、たてなあかんと思ってたのに、あっさり終わった。人気ないんかな?」と苦笑しながら、ぼやいていた。

 同まつりは4日も同所で行われ、くまモンが大喜利に参加する。くまモンはこの日は、素人演芸ステージに現れるなどし、まつりを盛り上げた。