ポルノグラフィティが4日、2年ぶりの野外ライブ「横浜ロマンスポルノ’16」を横浜スタジアムで行った。

 スタジアム外野側に作られたメーンステージに対し、一、三塁の両ベンチ脇から登場。観客の間を縫って、客席ど真ん中にある特設ステージへ上がった。

 前日の公演は雨だったが、この日は晴天。ボーカル岡野昭仁(41)が「雨など降っておらぬ、晴れておる!楽しい日になりそうじゃけえ!」とあいさつすると、アコースティックバージョンの「ハネウマライダー」を披露した。途中機材トラブルで中断するハプニングもあったが、客席は大盛り上がり。そのままアコースティックバージョンの「サウダージ」「アゲハ蝶」など5曲を披露した。

 2人は広島出身。岡野は「この場所ではこの話を…カープが強い!」と、25年ぶりのリーグ優勝が期待されるプロ野球広島カープに触れた。この日横浜スタジアムでは、カープとのコラボグッズも販売された。岡野は「ここでやるイベントで、こんなにカープグッズを売る? (横浜スタジアムが本拠地の)DeNAさんは心が広いですよ」。カープファンのギター新藤晴一(41)は「次はカープのピッチャーとしてここに立って、(DeNA外野手の)筒香の内角を攻めたい」と笑いを誘った。

 フルバンドを携えメーンステージへ移動すると、「ギフト」「愛が呼ぶほうへ」などを披露。しかし岡野は「3万人の真ん中で演奏するのが気持ちよかったから、またそっちに行っても良いですか?」。特設ステージへ移動すると、ライダースを羽織り、アコースティックロックアレンジの「ヒトリノ夜」「Mugen」を披露した。

 再びメーンステージへ戻って歌った「Oh!!!HANABI」では、名の通り花火が打ち上がった。客席のボルテージも最高潮に達し、勢いそのままに「オー!リバル」「メリッサ」「ミュージックアワー」「THE DAY」を歌いきった。

 アンコールでは、タイトル未定の新曲も披露した。約3時間で24曲を歌いきり、夏を締めくくった。