NHK大河ドラマ「真田丸」の4日(NHK総合午後8時)の平均視聴率が、15・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが5日わかった。

 前週8月28日は、日本テレビ系24時間テレビのエンディングと放送時間が重なり、番組開始以来ワーストの視聴率13・2%だったが復活した。

 4日の回は、上杉討伐で徳川家康(内野聖陽)は出兵する。

 真田は上杉に加勢し、徳川軍に攻め入るつもりでいた。栃木の佐野に布陣しているときに、大阪で石田三成(山本耕史)らが挙兵したとの知らせが入る。

 いずれにせよ、大戦(おおいくさ)になると悟った真田昌幸(草刈正雄)、信幸(大泉洋)、信繁(堺雅人)は、今後、豊臣側につくか、徳川側につくべきかを相談する。

 有名な「犬伏の別れ」の名場面。信幸が信繁に「父とお前は豊臣につけ。私は徳川につく。敵味方に別れるのではない。豊臣が勝ったら全力で私を助けろ。もしも徳川が勝ったら、私は全力で父とお前を助ける。真田が生きる策だ」と決断する。いままでいまひとつ迫力と決断力に欠ける役作りをしてきた信幸が、ここぞの場面で存在感を示し光った、という回だった。