今年で4回目の「歌ネタ王決定戦」が7日、大阪市のMBSで行われ、若手人気コンビ「かまいたち」が優勝した。

 決勝ファーストステージ1位の同コンビは、吉本新喜劇ユニット「ゆたかな真也は一の介」、結成5年目の「ラニーノーズ」とともに最終決戦へ。最終決戦は「ラニーノーズ」の同点となったが、ファーストステージの得点上位だった同コンビが優勝となった。

 優勝後、取材会に出席した浜家隆一(32)山内健司(35)は、9日の「キング・オブ・コント」準決勝へ「自信になった。弾みをつけたい」と言い、ホッとした様子だった。

 コンビは東京進出を目標にしているが、12年の「ABCお笑いグランプリ」以来、優勝から遠ざかっている。「この歌ネタで優勝して、キング・オブ・コントも勝って、先輩達に続きたい」と意気込む。

 夢へ景気づけの1歩となり、賞金300万円について、浜家は「カード会社の審査に全部、落ちたので、貯金して、仕事頑張って、信頼される男になりたい」と堅実な抱負を述べた。

 だが、しかし、相方の山内は、すでに優勝を確信? していたのか、80万円分の先物買いをしていたと告白。「最近、スニーカーにはまりまして、プレミアもんとかオークションで落としてたら、25足ぐらい買ってて。それに合わせて服も買ったら、80万円になってました」と話した。

 今年は1210組のエントリーがあり、9組が決勝に進出。漫才、コントのネタ運びには定評のある同コンビは、ファーストステージで「UFO」「POISON」など、ヒット曲をボケに取り入れたコントを披露。最終決戦は「替え歌」を入れた“漫才”を演じ、栄冠を手にした。