ももいろクローバーZ佐々木彩夏(20)が19日、横浜アリーナで初のソロコンサートを行った。ソロ公演開催はメンバーでは高城れに(23)有安杏果(21)に続いて3人目。

 自身ソロ曲やももクロ楽曲に加え、浜崎あゆみや憧れの松田聖子など、幅広い楽曲をカバー。布袋寅泰「バンビーナ」やJOURNEY「Separate Ways」では真っ赤なエレキギターをかき鳴らした。選曲は「ママとカラオケで考えました」。20歳らしい一面を見せた。

 ももクロといえば個性的な衣装が浮かぶが、この日はアイドル全開。ショートケーキがあしらわれたワンピースやウエディングドレス風の衣装など9パターンを着こなし、ピンク一色の会場を沸かせた。この日は「クレイジーです」というヒャダイン作のソロ新曲「あーりんはあーりん」も初披露。途中「横アリがこんなピンクに染まるなんて…」と目を潤ませる場面もあったが25曲を歌い、約1万2000人を盛り上げた。

 ソロでの目標は「1人でも存在感のあるアイドルになる」こと。3日後には目標とする松田聖子が同所でコンサートを行う。初のソロ公演を成功させた佐々木は「聖子さんが触るであろう場所を、たくさん触って帰ります」といたずらっぽく笑ってみせた。【杉山理紗】