演歌歌手鳥羽一郎(64)とキム・ヨンジャ(57)が21日、都内で第一興商の業務用カラオケの新商品「DAM-G100X2」の発表会に参加した。

 2人ともカラオケのある店には「しょっちゅう行きますよ」と声をそろえた。

 鳥羽は「自分の歌ももちろん歌います」と笑顔で話した。82年に「兄弟船」でデビューして34年。カラオケで歌う際には「自分の曲なのに、忘れてしまっているものもある」と長い歌手生活を振り返り、「忘れないといかんのです。新しいものを覚えるためにもね」と説明した。

 この日は「兄弟船」と新曲「北海夫婦唄」の2曲を歌唱。新曲の歌唱では「最近は歌詞を覚えられないんだ」と言いながら、歌詞カードを横目で見ながら声を響かせた。

 キム・ヨンジャは74年に韓国でデビューした後、77年に日本デビュー。39年という長いキャリアを誇るだけに「ファンの人がカラオケで私の曲を数えたら100曲もあった」とエピソードを披露した。「イヨマンテの夜」と「哀愁の酒」の2曲を歌唱したが、マイクが顔から50センチ離れても響き渡る自慢の声量で会場中を驚かせた。