歌手野宮真貴(56)が25日、東京・タワーレコード渋谷店で、デビュー35周年記念アルバム「男と女」の発売記念イベントを行った。

 現在はソロだが、リオ・パラリンピック閉会式で流れた「東京は夜の七時」のオリジナル曲を歌唱した音楽グループ、ピチカート・ファイヴの3代目ボーカルとしても知られる。

 閉会式での歌唱は「知らなかった」という。テレビをリアルタイムで見ていて「すごくビックリした。でもうれしかったです」と振り返った。

 ピチカート時代、ブラジルで公演するオファーは何度もあったが、実現には至らなかった。「(01年に解散して)ソロになってから2回行ったことがある」という。

 お互いに尊敬しあっている仏歌手クレモンティーヌ(53)も参加し、「男と女」「ウイークエンド」の2曲をセッション。約120人のファンを沸かせた。2人ともボイストレーニングをしないという共通点もあって、さらに意気投合したという。

 アルバム「男と女」(8月31日発売)はオリコンとビルボードのジャズ部門で週間1位を獲得している。