離婚が明らかになったアンジェリーナ・ジョリー(41)とブラッド・ピット(52)が、6人の子供たちの親権をめぐりプライベートに具体的な交渉に入ったという。

 内部関係者はUSウィークリー誌に、「双方の弁護士たちが、親権の取り決めについて詳細な交渉に入った。ブラッドは親権で合意に至るまで、アンジェリーナの離婚申請に対する返答を提出するのを待っている」と話している。

 同誌によると、今月19日、「和解不能な不一致」を理由に離婚申請に踏み切ったジョリ-は子供たちの主要な身体的親権を求めており、ピットに対しては共同の法的親権、および子供たちを訪問する権利を与えることを裁判所に要求。

 一方、ピット側の情報筋らによると、ピットは共同の身体的親権を求めるつもりだという。2人には長男マドックス(15)、パックス(12)、ザハラ(11)、シャイロ(10)、双子のノックスとヴィヴィエンヌ(8)がいるが、共同の法的親権とは、子供たちの学校やヘルスケアなどに関する決断を分かち合うことを意味する。長男のマドックスは14歳以上のため、法律上、どちらの親とフルタイムで同居するか自分で決める権利があるという。

 法律専門家によると、カリフォルニア州の法律では、ジョリーが単独で身体的親権を獲得することは非常に難しいという。ある家族法の専門家はUS誌に、「経験上、裁判所は共同の身体的親権を好む傾向がある。両方の親が子供たちと頻繁に関わるのを見たがっている」と話している。 

 同誌は、ジョリーとピットは12年間、子育てや教育の仕方で意見が食い違い、頻繁に争っていたため、そのことも離婚の大きな要因になったと報じており、果たして親権の取り決めでどのように合意するかが注目される。(ニューヨーク=鹿目直子)