3月に初期の乳がんの手術を受けた女優南果歩(52)が1日、都内で、乳がんの早期発見、診断などを促すピンクリボン運動の一環「ピンクリボンスマイルウオーク2016東京」に参加し、トークショーを行った。

 南は今年2月に早期の胃がんと診断された夫の俳優渡辺謙(56)の手術に付き添って行った病院で人間ドックを受け、異常が発見され、再検査でステージ1の乳がんと診断された。南は「何よりも検診が大事です。検診に行くことは自分でできること」と呼びかけた。

 現在は、治療を続けながら仕事復帰しているが、この日は参加予定だった6キロのウオーキングを、体調を考慮して取りやめた。「朝、計測したら血圧が高めで、自分の体と相談し、無理をしない方がいいと思い、取りやめさせていただきました」と説明した。それでも、参加者を見送るように100メートルほど一緒に歩いた。