先月、自家用ジェット機内で長男を虐待したとの疑いで、FBIが捜査中と報じられていたブラッド・ピット(52)だが、この件で起訴されることはないことが明らかになった。

 ロサンゼルス郡児童家庭サービス局(DCFS)が、ピットが長男マドックス(15)を殴ったとの報告について調査を行った結果、ロス市警に報告。ロス市警が空の上での事件であることから、FBIに捜査を委ねたと報じられていた。

 しかし、警察関係者が米情報サイトTMZに語ったところによると、FBIは事実関係の確認のため、証拠集めをしていた段階で、まだ捜査を開始するまでには至っていなかったという。調査はまだ続いているものの、今後も本格的な捜査に発展する可能性はないとしている。

 マドックスがケガをしていないことや、ピットがマドックスの身体に触れたのも故意ではなかったことなどから、当初から起訴される可能性は薄いと見られていた。また、情報筋らの話として、ジョリーはピットの起訴を望んでいないとも報じられていた。

 6人の子供たちの親権に関しては、ジョリーが今月20日まで、一時的な親権を取得することで合意している。その後についてはDCFSの調査結果次第とも報じられているが、同サイトによると、現在までのところ、同局は一家をインタビューしたものの、親権問題に関しては何も行動を起こしていないという。(ニューヨーク=鹿目直子)