人気スパイ映画「007」シリーズで6代目ジェームズ・ボンドを演じている英俳優ダニエル・クレイグ(48)が、「ボンドを演じることに疲れた」と引退をにおわせる発言から一転、続投に前向きな発言をして注目を集めている。

 クレイグは「007 スペクター」(15年)を最後にボンド役を退くのではないかとうわさされ、配給するソニー・ピクチャーズが今後2作品へ出演料として1億5000万ドル(約150億円)をオファーして引き留めを行っていると伝えられていた。

 ニューヨークで行われたイベントに出席したクレイグは、「ボンドを辞めたら、すごく寂しいだろうね。俳優として最もスリリングな役の1つだからね。ボンドを演じるのは楽しいし、これからも楽しいと感じられるのであれば、演じるよ」と次回作への出演に意欲を見せた。一方で、高額のオファーを受けていることは否定している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)