米ロックバンドKISSのベース兼ボーカルのジーン・シモンズ(67)が13日、この日開幕した「KISS EXPO TOKYO 2016~地獄の博覧会~」(東京・ラフォーレミュージアム原宿)の会場を訪れ、PRした。

 「KISS EXPO」はバンド公認の世界初の展示会。「ゴジラ、モスラ、ガメラ、カッコイイ物は何でも日本製。日本からオファーがあってうれしいよ」とご満悦。一番の目玉アイテムは「オレかな」と冗談めかしてアピールした。

 ステージ上で、KISSメーキャップを施した鉄腕アトムと対面。「ワオー。アストロボーイ!」と歓喜の声を上げた。少年だった1960年代、米国で放送されたアニメを見ていたという。自分の携帯電話でツーショット写真を撮るなど大はしゃぎ。「鉄腕アトムを見てからすべてが変わった。アトムは少年で両親がいない。オレも幼いころ、父親と離れたから共感を覚えた」と、日本が好きになったきっかけを明かした。過去に女性5000人と関係を持ったと公言するシモンズ。「あと、日本女性は大変美しい」と付け加えることも忘れなかった。

 前日12日には、シモンズと親交があるX JAPANのYOSHIKIが会場をいち早く訪れた。シモンズはKISSメーキャップを施したYOSHIKIに「サイコーデス」とグーパンチ。YOSHIKIは幼少期にクラシックばかり聞いていたが、母親に連れられ弟とKISSのコンサートに行ったことが、初めてのロック体験だったという。YOSHIKIは貴重な展示物の数々に「すべてに感動した。ジーンは物を捨てていない。すべてがガレージにある」と驚いていた。