女優芳根京子(19)がヒロインを務めるNHK「べっぴんさん」(午前8時)の13日の平均視聴率が、20・8%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。 べっぴんさんは、初回から20%を超えていたが、5回目の7日で18・3%と初めて20%を割った。2週目も18・7%でのスタートとなったが、11日から20%台を回復して安定してきた。

 13日は、怒濤(どとう)の展開。すみれ(芳根京子)は、幼なじみの田中紀夫(永山絢斗)と結婚することになった。紀夫はまじめでおとなしい性格だが、子供のころからすみれのことが好きだった。

 戦時中に結婚した。紀夫は坂東家に入り、坂東営業部で働いていた。ある朝、すみれが紀夫との朝食の最中に「私子供ができました」と告げる。おとなしい紀夫が、庭に出て神戸の街に向かって「私は幸せだ」と叫ぶ。すみれもうれしかった。

 ところが、会社に行こうとした紀夫に、召集令状が届いた。15分間に、結婚、妊娠、そして夫への召集令状という内容の濃い回だった。