吉本興業は18日、都内でブロードウェイ・ミュージカル・スターの育成プロジェクト「ヒントン・バトル ダンスアカデミー」の開校発表記者会見を行った。

 プロジェクトは、演劇・ミュージカル界最高峰の賞である米トニー賞を3度受賞したヒントン・バトル氏とコラボレーションし、来年1月から全国6会場でオーディションを行うもの。合格者は最大3年間、同氏およびブロードウェイで活躍する現役ダンサーらによる週5日のレッスンを都内で無償で受けることができる。定員は設けず、同氏との厳正な審査の上、将来有望なダンサーの卵を広く採用するという。

 同氏は「ダンスがなければ生きることができない、魂の叫びが聞こえるようなダンサーを採用したい。さまざまなジャンルのダンスをやるので、どんなダンサーにも来てほしい」と話した。

 会見の司会を務めたタカアンドトシは、米ニューヨークに移住してハリウッド俳優を目指すと表明したピース綾部祐二(38)についても触れた。トシは「すごいですよね。海外に出て行くっていう」。タカも「すごい勇気ですよね」と称賛した。

 同氏がブロードウェイで成功するために必要な素質について「何よりも諦めない気持ち。これを実現できるんだと信じ、今まで前例がないからといっても、必ずかなえるという気持ちが大事です」と話すと、タカが「綾部も大丈夫ですかね?」と問いかける場面もあった。

 持ちネタに引っかけて、自分たちの“欧米行き”の可能性について聞かれると、トシは「(自分は)そのつもりはないですから。僕は日本でこっそり頑張ってるだけでいいんで」と答え、タカも「『欧米か!』を引っさげて行ったらずっと突っ込むことになる」と笑わせた。