女優鈴木杏樹(47)が、来年春のコメディー舞台「わらいのまち」で、人生2度目の舞台出演をすることが21日、分かった。90年に英国で歌手として、92年に日本で女優としてデビューして以来、芸歴26年で舞台出演は昨年の西村雅彦演出「Walk oN!~さあ、新しいキミに会いに行こう~」だけだったが、13年間も大ファンだった宅間孝行(46)演出のコメディー劇に「長年の夢でした!」と出演を決心した。

 鈴木は、宅間の脚本家デビュー作だった、03年の朝日放送系の「女と男と物語PART2」の中の短編ドラマ「ずっとおまえが好きだった」に出演していた。鈴木は「13年前のあの脚本に感動して、書かれた方にお会いしたくて宅間さんの舞台を見に行ったのが最初の出会いです」と振り返る。以来、宅間作品の大ファンとして「毎回大笑いして大泣きして、宅間さんワールドに心つかまれているんです」と、劇場に足を運び続けていた。ついに、憧れの舞台に立つ。「とてもありがたくて、とてもうれしいんです。宅間さんの演出についていけるよう、そして宅間ワールドを傷つけないよう誠心誠意取り組んで参りたいです」。

 現在上演中の宅間主演・演出・脚本の舞台「歌姫」も観劇し、さらに気持ちを駆り立てている。