お笑いコンビキングコングの西野亮広(36)が22日、都内で絵本「えんとつ町のプペル」発売記念イベントを行った。

 クラウドファンディングで資金を集め、35人のクリエイターとともに4年半かけて完成させた作品。21日に発売したばかりだが、売上部数はわずか1日で1万部を突破しているという。

 「嫌われキャラ」が定着しつつある西野だが、世間からどう思われたいか聞かれると「シュッとしてると思われたい」とにんまり。「僕が努力するとしたら、黙ることですよね。でも、黙ってたら黙ってたで(芸人として)おもしろくないと言われるし、しゃべったらしゃべったで捕まるし、未来がないんですよ」と自虐ネタで盛り上げた。どんな未来が理想か問われると「国民から好かれるシュッとした人になりたい。具体名を言っちゃうと、伊勢谷友介さん。俳優にも、なれるならなりたい。言うのは自由じゃないですか」と、大胆発言で周囲をざわつかせた。

 絵本については、ライバルを「ウォルト・ディズニー」と宣言。ディズニーにあって自身にないものを問われると「圧倒的に好感度ですね」と即答し、集まった報道陣を笑わせた。さらに絵本のアニメ化を狙っているのか聞かれると「ここで言っといたら、話がくるかもしれないですね。…えんとつ町のプペル、映画化狙ってます!」とアピールした。

 絵本の発売にあたり、来月には個展「えんとつ町のプペル展」も開催する。過去の個展では絵を売ったこともあったと言うが、値段については「200万円とか」と告白。自ら話したにもかかわらず「嫌われますよ、こんなこと言ったら」と、嫌われキャラの浸透に苦笑していた。