NHK定例放送総局長会見が24日、都内で行われ、木田幸紀放送総局長(62)が、急死した俳優平幹二朗さん(享年82)が出演するドラマ「精霊の守り人 シーズン2」(来年1月放送予定)について「2は収録済みでそのまま放送する。3(放送日未定)も重要な役柄だったと聞く。そこは内容を変えるか代役か何らかの対応が必要と思うが、まだ決まっていない」と語った。同作は綾瀬はるかが女用心棒役で主演する3部作のファンタジー。3月にシーズン1が放送され、シーズン2の収録は夏までに終えていた。

 木田氏は「突然のことで驚き、かつ残念です」と語ると、多くのNHKの番組に出演し、お世話になったとし「再放送など追悼番組を検討したい」と語った。

 一方、紅白歌合戦の司会について、安斎尚志理事が「もうしばらくお待ちください」。今後のスケジュールで決まっていることは「ありません」と語るにとどめ、明言を避けた。一方で「難航しているという話も聞いていない」とした。

 また、木田氏は、年末で解散すると発表しているSMAPに対する出演交渉の進捗(しんちょく)状況に「我々のところには特別な変化はない」とした。取材陣から「交渉をしていないのか」と問われると、安斎氏が「何とも申し上げられません」と語り、具体的な情報がまだ現場から届いていない状況を示唆した。