スター・ウォーズ(SW)最新作「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(12月公開)にダース・ベイダーが再登場し、旧型ドロイドK-2SOも活躍することが、26日までに明らかになった。

 同作はシリーズ第1作「新たなる希望」(77年)の直前にスポットを当てており、第3作「ジェダイの帰還」以来活躍の場がなかったダース・ベイダーが33年ぶりに表舞台に現れる。キャスリーン・ケネディ・プロデューサー(60)は「ここぞという大事な場面で圧倒的な存在感を見せつけます」と明言する。

 人気のR2-D2やC-3POの原型ともいえるドロイドK-2SOも活躍する。草創期のSF映画をほうふつとさせるシンプルな造形はSWオタクとして知られるギャレス・エドワーズ監督(40)ならでは。同監督は「(SW創始者の)ジョージ・ルーカスもそうだったけど、僕も黒沢明の『隠し砦の三悪人』の強い影響のもとにこの作品を撮りました」と明かした。帝国軍が支配する世界で、ゲリラ的に反乱が始まる物語。圧倒的に不利な状況に立ち向かうヒロイン、フェリシティ・ジョーンズ(32)には、黒沢作品の「サムライの義」が重ねられているようだ。