ナチュラリストとしても知られる女優の高木美保(54)が、元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことに「あくまでもこれは個人の問題」だとし、ナチュラリスト全体に嫌疑の目が向けられることを牽制した。

 高木は芸能活動と並行して農業を営み、ナチュラリストとしての生活をつづったエッセーなど著書も出版している。27日にテレビ朝日系「モーニングショー」に出演し、「高樹さんとはやってることも年齢もすごく近いので、会うたびに情報交換していた」と高樹容疑者との関係を明かしたが、「田畑のことは聞きましたけど、大麻にこんなに傾倒してるっていうことは私も今回のことで初めて聞いた」と語った。

 高樹容疑者は沖縄・石垣島で男2人と同居し、エコロジカルな生活を送っていた。高木はそうしたナチュラリストの特徴として「野草とか昔からの生薬、化学薬品に頼らないとかっていうことに詳しくなる人はたくさんいる。なるべくそれを使って自然に生活したいっていう願望を持つ人は本当に居る」と説明。自身も野草などに詳しくなったと述べたが、「法を犯してまでっていうと話は全く別なんで。ナチュラリストみんなが怪しいっていうことではなく、あくまでもこれは個人の問題」だとした。

 また、高樹容疑者と大麻との関わりについて「ナチュラリストとしての、自然の暮らしの中でひとつ挫折を感じたことがあったんじゃないか。たとえば自給自足の生活を1人ではやっていけない。すごく色んな問題があるんですけど、自分1人では解決できないんだって現実に向かってしまったときに、大麻とかそれに関わっている人に助けを求めてしまったのかなという気もする」と臆測した。