タレントのクリス松村が、来年6月末でグループを卒業し芸能界を引退すると発表したカントリー・ガールズの嗣永桃子(24)について「新しい道を作ってくれた立派なアイドル」とたたえた。

 クリスは8日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」に出演。嗣永からは引退発表前に連絡を受けていたそうで、「なんて律義な子だろうと思った」と語った。

 独特なぶりっ子キャラで好き嫌いが別れることが多い嗣永だが、クリスは「私は一度も、うざいとか、ふざけたキャラだと思ったことはない」という。その一例として、普段からあいさつがしっかりしていることをあげた。嗣永は楽屋にあいさつに来る際、紙に自分の名前を大きく書いてアピールするという。「『みんなもう名前覚えてるよ』って思うんだけど、ちゃんと自分で『嗣永桃子』って字を書いて『よろしくお願いします』って。いま楽屋であんなに名前を大きく出して『絶対に覚えてもらおう』っていう、そんなに勢いのある人ってなかなかいらっしゃらない。あそこまでやる人は、わたしはももちしか知らない」と感嘆した。

 またクリスは、嗣永がカントリー・ガールズの年長メンバーとして活動するようになってから、今後の身の振り方に悩んでいることを感じていたという。嗣永が保育士の道を選んだことに「その道は正しい。いまのアイドル業界って沢山いるから全員が生き残るっていうことはなかなか難しいと思う。ももちは良い例を示してくれた。『ほかの道もちゃんと選べるんだよ』って」と、嗣永の進路に理解を示し「そういう意味じゃ、いろんな新しい道を作ってくれた立派なアイドルっていうことで記憶にずっと残りますね」とコメントした。