乳がん闘病中の小林麻央(34)が、思い描いていた理想の母親になれず自信喪失していたことを明かした。

 夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵との間に長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんを出産し、2児の母である麻央。9日に更新したブログでは、ファンからのメッセージに答える形で、「私も実は、病気になる前から誇らしくない母でした。なぜかというと当然なれるだろうと思っていた自分の母のような母になれなかったからです。自信喪失でした」と明かした。

 麻央は理想の母親像として、「全て自分が手をかけないと気が済まなくて、全て全てやるのが母親」だというこだわりを強く持っていたという。しかし乳がんを患い入院のため子どもたちと離れることになり、そのこだわりを捨てざるを得ない環境に置かれると、「自分の心身を苦しめたまでのこだわりは失ってみると、それほどの犠牲をはたく意味のあるこだわり(理想)ではなかったことに気づきました。だって、皆、いてくれたんだから。前からずっと。甘えていれば、全て失わなくて済んだかもしれないのだから」と思い至った。

 しかし最近では子どもたちと一緒に過ごす時間が増え、「また、ニョキニョキと私のこだわりが再起してきています」という麻央。そこは姉の小林麻耶から「だから、やめなよー」と忠告されることを明かし、「こだわりは、厄介なのです」とつづった。